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開催日時:2023年8月25日(金)〜 8月27日(日)
会場:遠野郷各所 / 六神石神社
8月26日(土)ライブイベント出演者:張山しし踊り / 板澤しし踊り / OLAibi / Kuniyuki Takahashi / Daisuke Tanabe / Yosi Horikawa
ツアー料金: *各プランから選択
【出演キャンセルについて】
遠野巡灯篭木’23 に出演予定だったOLAibiですが、本人の体調不良によりライブ出演不可能と判断し、出演をキャンセルさせて頂きます。 楽しみにされていた方には、直前のご報告となり誠に申し訳ございません。
尚、OLAibiが出演予定だったプログラムはKUNIYUKI TAKAHASHIと板澤しし踊りによるセッションとし、そのほかのプログラムは予定通り実施いたします。
この変更に伴うチケット払い戻しはございません。
ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 Whole Universe / 株式会社 富川屋
1. 遠野の「祈り」をめぐるスタディツアー
「遠野物語」の地を歩く
遠野のフィールドワークやツアーを手がけてきた有志団体「to know」のローカルガイドによるスタディツアーを実施。
遠野の「祈り」の文化がいまに伝わるスポット(五百羅漢)、土淵山口集落(ザシキワラシの家、カッパ淵)など、目に見えぬものの気配を感じるスポットを巡るスタディツアー。
物語が生まれた背景を、ガイドとの解説とともにより深く体感することができる。
2. しし踊りと音楽家たちの祭礼ライブ
土を踏み、大地と踊る
ツアー2日目の夜には、張山しし踊りと板澤しし踊りのふたつの郷土芸能団体と、4人の音楽家たちによるライブセッションを開催。
400年の歴史を持つ郷土芸能「しし踊り」と現代の音楽家たちとがコラボすることで、地域の精神文化を現代に引き継ぐ試みでもある。
会場は遠野の上郷地区にある六神石神社。
出演アーティストのYosi Horikawa と Daisuke Tanabeは、昨年遠野に滞在し、遠野の自然や祭りのフィールドレコーディングを実施。
また張山しし踊り協力のもと、しし踊りにおける太鼓と笛、歌声の録音を行った。アーティストたちは口伝のみで伝えられてきたリズムと真摯に向き合い、元のメロディにエレクトロニカな要素を加えて、現代のダンスミュージックともいえる新たなしし踊りの楽曲をライブで披露した。
今年は新たに板澤しし踊りが、Kuniyuki Takahashi、OLAibiと共にコラボレーションを行い、芸能の音色やリズムからインスパイアされた新曲を披露する。
*ライブのみの参加も可能 詳細はこちら(Peatixサイト)から
3. しし踊り体験ワークショップ
郷土芸能を全身で学ぶ
遠野には13のしし踊り団体があり、祭りの日には各団体がそれぞれ地元の神社や集落などで踊りを披露する。
遠野では子供の頃から参加し、生涯通して踊り続ける人も少なくない。
今回、張山しし踊り、板澤しし踊りの2団体の協力を仰ぎ、大人から子供までしし踊りを体感できるワークショップを開催する。
4. 民俗学・人類学者によるトーク&ツアー
しし踊り〜人と動物の共異体
『遠野/物語考』の著者であり、30年以上にわたって遠野の民俗文化を探求してきた民俗学者・赤坂憲雄氏と、アートと人類学の間をつなぐ芸術人類学を実践し、異種と人間との関わりを広く問いかける人類学者の石倉敏明氏がゲストとしてツアーに同行。 また1日目の夜には、遠野のしし踊りに迫るトークイベント「しし踊り〜人と動物の共異体」を開催する。
5. 滋味あふれる遠野ディナー
魅惑のどぶろくと食体験
田園都市の理想郷づくり計画として、6万2千平方メートルの敷地に遠野の美しい自然と懐かしい暮らし風景を再現した「たかむろ水光園」を会場に、遠野の郷土食材をふんだんに使用した一夜限りの魅惑のディナー体験をお届けする。
『遠野物語』の著者・柳田国男が実際に遠野で目にしたと言われ、『遠野物語』序文にも登場する歴史ある団体「張山(はりやま)しし踊り」。
その由来は、江戸時代の延宝年間(1673〜1680)に張山集落の寅という遊芸好きの老人がお伊勢参りの折に習い覚えて帰ってきて、それに自分の工夫を加えて伝えたものであると伝えられている。 遠野で唯一の白幕を使い、ゆっくりと優雅に踊るのが特徴。幕としし頭には早池峯神社の社紋「剣九曜」を掲げる。
見所は、二頭のししが境界を越えて神聖な空間に入り、シンメトリーに踊る「門がかり」。また、一頭の雌を奪い合う「雌じし狂い」も圧巻。
伝統を大切にしながらも、近年は移住者の受け入れやアーティストとのコラボレーションにも積極的に応じている。
板澤しし踊りの創始者は、遠野市上郷町板沢の與五兵衛家4代目の菊池田子助(1807〜1882)、もしくは田子助と弟村助の両人であるとされている。
田子助はある時、巻物「しし踊り伝授書」を譲り受け、写しを殿様に献上したところ、殿様は大変喜んで「これよりは板澤しし踊りの祖となるように」と許可されたという。この際に保存された「庭相易断踊り」は、「八卦の法」や「五行の法」を組み入れた秘宝の踊り。
木は土に、土は水に、 水は火に、火は金に、金は木にといった対立するものが互いに勝とうと争う「創造と破壊の循環サイクル」を表し、板澤独自の門外不出の踊りとして受け継がれている。
保存会として定期的に練習を行い、後継者を積極的に育成している。
https://instagram.com/itazawashishi/
モンゴルをルーツに持ち、18歳でドイツに渡り電子音楽や現代音楽に触れる。
その後、太鼓を中心としたマルチアーティストとして、またOOIOOのドラマーとして活動後、広大な森に移り住み、年月をかけ森の生物の生態と音を録り続けている。
様々な国、民族の言語をすべてカタカナに置き換え、語感と言霊を頼りにリリックを綴り、そこにドラム、民族楽器、おもちゃのキーボードなどをサンプリングしたビートと、住まう森の音を織り重ねパフォーマンスを行っている。
https://www.instagram.com/olaibiolaibi/
*OLAibiの出演はキャンセルとなりました
札幌を拠点に活動するKuniyuki Takahashi。
彼の音楽は、国境を問わず常に独特の世界観を持ち、世界各国のプロデューサー、DJから高い評価を得ている。
国内のアーティストでは、サカナクションの楽曲`"`サンプル`"`を、また奄美島唄の唄者`"`朝崎郁恵`"`や、アイヌの伝統歌を歌うグループ`"`マレウレウ`"`などのremixを行う。
https://soundcloud.com/kuniyuki-takahashi
偶然の重なりから初ライヴはロンドンの廃墟で行われた大規模スクウォットパーティー。
2006年、紆余曲折を経てリリースした初のEPがBBC Radio1 Worldwide Awardにノミネートされ、その後も世界最大規模の都市型フェスSónar Barcelonaへの出演、イタリアでのデザインの祭典ミラノサローネへの楽曲提供など、幅広く活動中。
釣り好き。
https://soundcloud.com/daisuketanabe
環境音や日常音などを録音・編集し楽曲を構築するサウンド・クリエイター。
2012年のEP『Wandering』2013年の初アルバム『Vapor』、2019年の2ndアルバム『Spaces』全て英紙The Guardian、The Japan Timesなど、多数媒体でのBest Album of the yearに輝く。 リリースの度にワールドツアーを行い、Glastonbury Festival, Sónar Barcelona、Dimensions Festival、Gilles Petersonが主宰するWorldwide Festivalをはじめとする多数の世界的大型フェスティバルや、イギリス発ライブストリーミングチャンネルBOILER ROOM London、ロサンゼルスの伝説的イベントLOW END THEORYなどに出演。また自身の音楽制作過程を追った。
ドキュメンタリームービー『Layered Memories』(2016年)が話題となった。
https://soundcloud.com/yosi-horikawa
1953年、東京都生まれ。専門は民俗学・日本文化論。学習院大学教授。
『岡本太郎の見た日本』(岩波書店)でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。『異人論序説』(ちくま学芸文庫)、『排除の現象学』『東北学/忘れられた東北』(岩波現代文庫)、『武蔵野をよむ』(岩波新書)、『性食考』『ナウシカ考』(岩波書店)、『奴隷と家畜』(青土社)など著書多数。
人類学者。1974 年東京都生まれ。秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻准教授。
ダージリン、シッキム、カトマンドゥ、東北日本各地でフィールドワークを行う。環太平洋の比較神話学や芸術人類学の研究に基づき、神話集、論考等を発表。美術作家、音楽家らとの共同制作活動も多数。2019年、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館展示「Cosmo-Eggs 宇宙の卵」に参加。
共著に『野生めぐり列島神話の源流に触れる12の旅』『Lexicon 現代人類学』など。
1: ツアーチケット
日時:8月25日(金)〜27日(日)*2泊3日
集合・解散場所:JR東北新幹線 新花巻駅(新花巻駅〜遠野市内までの送迎バスがございます)
チケット料金:ツアー料金 ¥48,000 + 宿泊費(¥13,000〜)*子ども(小学生未満)ツアー料金 ¥32,000
*ツアーチケット、宿泊チケットの2種類を以下busketサイトからご購入ください。
*ツアーチケットの料金には、5回分の食事(朝2、昼1、夕2)、現地のバス移動費等が含まれます。
*送迎場所であるJR新花巻駅までの往復運賃は含まれておりません。
2: ライブチケット
日時:8月26日(土)17:30 - 21:00(受付開始:17:15/開場・開演:17:30)(予定)
会場:六神石神社(〒028-0502 岩手県遠野市青笹町中沢17-131|Google Maps)
チケット料金:一般 ¥5,000(税込)
遠野市民割(在住・在学・在勤者対象)¥3,000(税込)
*ツアーイベント、宿泊・食事、現地移動等のサービスは含まれておりませんのでご注意ください。会場までの移動は各自でご手配ください。
*駐車場は台数に限りがあるため、複数人でお越しの場合はなるべく乗り合わせてお越しくださいますようご協力をお願いいたします。
*遠野市民割でチケットをご購入のお客様は、受付時にご住所がわかる身分証などをご提示ください。
3: ライブチケット&宿泊セットチケット
ライブと宿泊がセットになったチケットです。
遠野は宿泊場所が限られているため、ぜひこちらの便利な宿泊セットをご利用ください。
宿泊場所・ライブ会場へは各自お車等ご手配のうえお越しください(レンタカー推奨)。
日時:8月26日(土)17:30 - 21:00(受付開始:17:15/開場・開演:17:30)(予定)
会場:六神石神社(〒028-0502 岩手県遠野市青笹町中沢17-131|Google Maps)
宿泊:柏木平レイクリゾート(2〜4名)
チケット料金:¥18,000〜(税込)
*ツアーイベント、食事、現地移動等のサービスは含まれておりませんのでご注意ください。
*残りわずかとなっております(2023/07/21)
遠野への行き方
*ツアー参加者は 8月25日(金)新花巻駅 13:00集合、送迎バスにて遠野まで移動します。
(東京駅からの場合:9:40東京発 / 12:58新花巻着|東北新幹線 やまびこ55号)
ライブ会場
六神石神社
〒028-0502 岩手県遠野市青笹町中沢17-131(Google Maps)
遠野市内の移動手段
*ツアー参加者の遠野市内での移動はツアー内容に含まれています。
遠野市内は公共交通機関の本数やタクシー台数に限りがあるため、市内観光やライブ会場へお越しの際はタクシーの事前予約、またはレンタカーのご利用をおすすめいたします。
● 観光タクシー
○遠野交通 株式会社(TEL 0198-62-3355)
○株式会社 宮守交通(TEL 0198-67-2120)
○有限会社 まるきタクシー(TEL 0198-62-0123)
●レンタカー
○三菱レンタカー(TEL 0120-111-300)
○ロータス楽ノリレンタカー(TEL 0120-307-194)
○(有)小井口自動車工業(TEL 0198-62-3154)
*JR 東北新幹線・新花巻駅からのレンタカーも便利です。
○ニッポンレンタカー 新花巻駅東口営業所(TEL 0198-32-1356)
○トヨタレンタカー 新花巻駅西口店(TEL 0198-31-2100)
Day1 - 8月25日(金)
13:00
JR新花巻駅改札前に集合(遠野を巡るスタディツアーへ車で出発) 16:00
しし踊りワークショップ 19:00
たかむろ水光園到着
トークイベント「しし踊り〜人と動物の共異体」(ゲスト:赤坂憲雄、石倉敏明)
遠野郷土食ディナー 21:30頃
終了(民宿りんどう宿泊者は車で送迎)
Day2 - 8月26日(土)
09:30
朝食後、宿泊先からツアー開始 10:00
例祭・しし踊り鑑賞(菅原神社) 12:00
遠野ふるさと村にてランチ 14:00
スタディツアー 17:30
六神石神社到着
ライブセッション(ディナーはライブ会場にてご用意) 21:30頃
終了(各宿泊先へ送迎)
Day3 - 8月27日(日)
モデルプランを参考に各自自由行動(たかむろ水光園宿泊者は、朝食後市内まで送迎あり)
13:00
各自昼食後、遠野市内から新花巻駅まで送迎
新花巻14:20発 /東京17:24着の新幹線に合わせてお送りします
新花巻駅にてツアー終了
*ツアースケジュールはチームの振り分けによって異なります。上記は一例です。
*プランは天候や現地の状況等により変更になる場合があります。
ドキュメンタリー&サウンドトラック『DIALOGUE WITH ANIMA』
遠野にいまも伝わる死生観に迫り、地域の郷土史家、神社の禰宜、語り部などにインタビューを行ったドキュメンタリー作品。「遠野巡灯篭木(トオノ メグリトロゲ)」の参加アーティストがサウンドトラックを手がけている。予告編&サウンドトラックは以下から視聴可能。
YouTube : https://www.youtube.com/watch?v=nNo8FaTHW6o
サウンドトラック: https://nex-tone.link/A00088398
ローカルディレクター:富川岳(株式会社 富川屋 / to know)
ローカルコーディネート:阿部和美、多田陽香
制作:清水聡美、羽田寛士(TAPES PRODUCTION)、青山陽子
広報:須藤菜々美
WEB:上妻優生
フードプロデュース:池田香奈子、家富万里
テクニカルディレクター:イトウユウヤ
ライブ音響:稲荷森健
ライブ照明:空本朋之
主催:一般社団法人 Whole Universe
共催:株式会社 富川屋
協力:to know、遠野文化友の会、張山しし踊り保存会、板澤しし踊り保存会、ワンダートランスポートテクノロジーズ株式会社
後援:遠野市、一般社団法人遠野市観光協会
<インバウンドの地⽅誘客や消費拡⼤に向けた観光コンテンツ造成⽀援事業>